40代、50代に多く発症することから、四十肩・五十肩と呼ばれる肩の痛み
実際は「肩関節周囲炎」という名称があります。
(あくまでも40代、50代に多いというだけで30代や60代、70代にも起こることがあります。)
病態
・明らかな原因がなく、肩の痛み、腕が挙がらないなどが生じる。
・服を着る際の痛み
・夜寝るときや安静時にも生じる痛みなど、日常生活にも大きな支障をきたす。
治療について
・痛みが出始めてからどのくらい経っているのか。
・痛みの強さがどのくらいか。
によって治療方法が変わります。
痛みの出始め、初期は炎症期と言い、痛みがとても強い時期となります。
この時期はまずは痛みを抑えるために電気治療や軽いマッサージ、運動を行います。
とにかく痛みを取り除くことが第一です。
痛みが少しずつ治まってくると拘縮期という固くこわばった状態となります。
この時期には積極的に温めて動かすことがとにかく重要となります。
治療やご自宅でも少し痛みを感じる程度に動かしていきます。
そうすることで痛み、拘縮がなくなり普通に動かせるようになります。
ここまでくるのには個人差があり早い人で5~6か月、長い人で1年~1年半かかることもあります。
<見極めが大事、個人で判断はNG>
痛みの時期によって治療法が変わること、
更には四十肩、五十肩と思っていたら腱板断裂など他の症状だった。ということも。
肩の痛みは個人で判断せずに、一度当院へご相談くださいね!