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子供の「肘抜け」“肘内障‘‘のお話し

私には息子(3歳10ヶ月)と娘(1歳10か月)2人の子供がいます。

息子は2歳過ぎたころ、娘はつい先日肘が抜けました。(しかも娘は半年ほど前にもやってます)

子供の肘抜け!?なんだそれ??という方もいれば、

お子さんのいらっしゃる方は「うちの子も小さい時にやったな~」なんて方もいらっしゃるのでは?

この子供の肘抜け、よくある話なんです。

教科書的に言うと2~4歳頃で最も多く、1~6歳位に発生します。

肘の関節を構成してるうちの橈骨(とうこつ)という骨が靭帯から抜けている状態です。

小さいうちは、この靭帯がまだしっかりしない為抜けやすく、6歳を過ぎると安定し抜けることはなくなります。

このしっかりするまでが、

・親御さんが手を引っ張る(これが圧倒的に多いです。)

・転倒した時

・遊んでいて

・寝返りした時 に抜けることがあります。

抜けた時は「急に痛がり泣き出す」「腕を全く動かさない」ようになります。

抜けた骨を元に戻す「整復」がされると腕を普通に動かすようになります。

元に戻ると、ほとんどが痛みも訴えなくなります。

この整復はもちろん私が行いました。ものの10秒で完了。

しっかり整復されれば、後遺症の心配もないのがこの「肘内障」です。

しかしまれに他の骨折や靭帯損傷が隠れていることもあります。

お子さんが腕を動かさない時はすぐに当院へご来院下さい。

肘が抜けている状態の息子です。反対の手で支えてます。絶望的な表情をしてます(笑)よく頑張りました。

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