外傷性骨化性筋炎とは筋肉に対して強い打撲が起きた時(サッカーやバスケットボールでの「ももかん」など)
筋肉内で強い炎症が生じ、内出血を起こします。
その内出血が溜まり固まると「血腫」が作られそこにカルシウムが沈着することで石灰化し骨のように固くなります。
これが外傷性骨化性筋炎です。
レントゲンを撮ると筋肉内に白い部分が確認されます。
単なる打撲だと二週間程度で痛みが引きますが、外傷性骨化性筋炎になると運動時の痛みが数カ月に及ぶことがあります。
外傷性骨化性筋炎の治療は痛みを引かせるハイボルテージ療法やたまった石灰を散らすよう超音波療法を行い回復を促していきます。
一番は、外傷性骨化性筋炎にならないように打撲後の内出血をそのうち引くと思って放置しないこと。
すなわち「血腫」を作らないことが重要です。
たかが打撲と思っていると治るのも数カ月かかるハメになってしまいますので受傷後の初期段階での治療が大切です。