股関節の痛みの正体とは?筋肉の硬さ・変形・運動負荷に潜むリスク
近年、学生アスリートや日常的に畑仕事をする中高年の方々の間で、「股関節の痛み」を訴える声が増えています。運動や作業後に感じる違和感や鈍い痛み、その背景には、殿筋・腸腰筋・内転筋の硬さ、股関節の変形(OA:変形性股関節症)、さらにはスポーツ障害であるグロインペイン症候群など、さまざまな要因が隠れています。今回はそのメカニズムと整骨院での対応法、自宅でできるケアについて詳しく解説します。
股関節の痛みとは?
股関節の痛みは、骨・関節・筋肉・靭帯・神経など、複数の組織が関係する複雑な症状です。特に殿筋(お尻の筋肉)・腸腰筋(股関節を曲げる筋肉)・内転筋(太ももの内側の筋肉)に柔軟性の低下や緊張があると、関節周囲の動きが制限され、痛みや違和感が起こりやすくなります。症状が慢性化することで、日常動作や運動パフォーマンスにも大きく影響を及ぼします。
こんなお悩みはありませんか?
- 運動後や畑仕事のあとに股関節が重だるく感じる
- 長時間座ったり立ったりしていると、股関節に違和感がある
- 歩行時に脚の付け根にピリッとした痛みが走る
- ストレッチしても太ももの内側が固く感じる
- あぐらをかくと股関節が突っ張る
- スポーツ中、股関節周辺がうずくように痛む
- 最近、脚の動きが鈍くなってきた気がする
原因
原因1:筋肉の柔軟性低下(殿筋・腸腰筋・内転筋の硬さ)
股関節周囲の筋肉、特に「殿筋」「腸腰筋」「内転筋」が硬くなると、関節のスムーズな動きを妨げます。腸腰筋が縮んでいると骨盤が前傾し、腰や股関節に余計な負担がかかります。内転筋の緊張は脚の可動域を狭め、歩行や屈伸動作に痛みを伴うようになります。
原因2:股関節の構造変化(変形性股関節症)
年齢や負荷の蓄積により、股関節の軟骨がすり減ると「変形性股関節症(OA)」が発症しやすくなります。初期は違和感程度ですが、進行すると歩行困難や立ち座りに支障をきたします。畑仕事など、しゃがむ動作を繰り返す方は注意が必要です。
原因3:スポーツ障害(グロインペイン症候群)
「グロインペイン症候群」は、サッカーや陸上などで多いスポーツ障害の一つで、鼠径部の痛みが特徴です。骨盤と股関節の連動が崩れることで、筋肉や靭帯に過度なストレスが加わり、キック動作や走行時に痛みを生じます。
起こりやすい問題
- 畑仕事の時間が短くなる
- 趣味のウォーキングやランニングが続けられない
- 階段の上り下りがつらくなる
- 股関節をかばって他の関節まで痛くなる(腰・膝)
- スポーツのパフォーマンスが落ちる
これらの状態は「悪循環」に入りやすいため、早めの対応が望まれます。
改善方法(勝山整骨院での施術)
勝山整骨院の施術1:メディセル筋膜療法
股関節まわりの筋膜の癒着を吸引によってやさしくリリースする療法です。痛みを和らげながら血流・リンパの流れを整え、自然な可動域を取り戻すことが期待されます。
こんな症状の方におすすめです。
- 股関節を動かすとピキッとした痛みが出る
- ストレッチしても股関節が開かない
- 歩くと脚の付け根に違和感を感じる
- 畑作業後、股関節がうずく
- グロインペインのような違和感が続く
- スポーツ中に股関節に力が入らない
1つでも当てはまることがありましたら、ぜひお早めにご相談ください。
自宅でできるセルフケア
簡単なセルフケアを取り入れることで、股関節の不調は軽減されやすくなります。
- 股関節ほぐしストレッチ:仰向けで膝を抱えて円を描くように股関節を回す
- 殿筋のリリース:テニスボールをお尻の下に当ててほぐす
- 内転筋ストレッチ:あぐらをかいて前屈し内ももを伸ばす
- 腸腰筋ストレッチ:片膝立ちで前方に体重をかけて前ももを伸ばす
※まずは、無理せず不安などがある場合は、お気軽にご相談ください!
まとめ
股関節の痛みは、放置すると慢性化し、日常生活のあらゆる場面に支障をきたします。勝山整骨院では、股関節周囲の筋肉の状態や生活習慣、スポーツレベルに合わせた施術とアドバイスを通じて、無理のないケアを提供しています。気になる症状がある方は、お早めのご相談をおすすめします。
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